【経営ネタ】規模の経済~スケールメリット~

書くネタが尽きてきたので、経営学講座でもしようかなと思います。

規模の経済とは、平たく言えば「たくさん生産すればするほど(規模が大きくなるほど)、製品1つあたりの原価が安くなる(コスパが良くなる)」ことを言います。

なぜ安くなるのか?

その主な理由は「製品1つあたりの固定費の圧縮」です。

変動費と固定費

変動費とは、生産数に比例して増える費用です。製品の原材料や光熱費等が入ります。

固定費とは、生産数に関係なくかかる費用です。家賃や設備費等が入ります。

変動費は生産数に比例して増えるため、生産数が増えてもかかる費用は変わりません。条件次第では材料の大量発注によるコストダウン等が期待できますが、ここでは考えません。

固定費は、生産数が増えてもかかる費用は増えません。何個生産しても、家賃は毎月定額ですよね。

一方、生産数が増えると、製品一つあたりの家賃は減ります。

例えば家賃が10万円で、10個の製品を作るとすると、製品一つあたりの家賃は1万円です。

ここで、製品を100個作ることにすると、製品一つあたりの家賃は千円です。

どうでしょう? 製品一つあたりの家賃に10倍の差がつきました。

このように、生産数が増えれば増えるほど製品一つあたりの費用を減らすことができます。

これが規模の経済です。

規模の経済の何が嬉しいか?

製品一つあたりの費用が減るということは、同じ利益を求める場合価格を抑えることができます。低価格にできれば、他社の製品よりも優位に立てます。

また、売れれば売れるほど利益も積み上がります。

規模の経済のリスク

規模の経済を実現するには大量生産が必要で、大量生産のためには莫大な設備投資が必要です。

売れれば何も問題ないですが、ここで全然売れなかったりすると、膨れ上がった初期投資を回収できません。

また、固定費をペイする個数以上売れなければ、価格が据え置きの場合は赤字が大きくなってしまいます。

個人開発のwebサービスやアプリ運営に当てはめると

webサービス開発の場合、

  • 変動費 サーバー代
  • 固定費 開発PC代 ドメイン料 人件費等

アプリ開発の場合

  • 変動費 ストア使用料
  • 固定費 開発PC代 人件費 ライセンス料等

webサービスの場合はユーザー数に応じてサーバー代が増えます。これは変動費です。

一方開発PCやドメイン、人件費等の開発費は固定費です。

アプリの場合は売上に対して割合でストア使用料がかかる場合が多いです。

こちらはサーバー代のように常時かかる費用ではなく、売上が上がるごとにかかるので、より資金が少なくて済みます。(まあその分開発がwebよりも難しかったりしますが……)。

webサービスやアプリは、理論上は世界中の人をユーザーにできるので、当然、売上も普通に製品を売るよりも大きくすることができます。しかし、固定費は限定的で、そこまで莫大な投資が必要なものでもありません。

在庫も存在しないので、規模の経済のメリットを簡単に享受できます。

少人数でも良いサービスは作ろうと思えば作れるので、必ずしも大企業有利というわけではありません。

しかし、固定費がそこまでかからないということは、参入もしやすいということなので、競合がたくさんいることには注意しましょう。

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